キース・アウト

マスメディアはこう語った

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

南房総市は市内の小中学校で1日5時間授業を実現するという。夏休みは5日ほど減るが日常の業務はかなり楽になる、はずだった。しかしよく調べると学校の負担増にしかならない欺瞞策。「教育改革はやるたびに教師を追いつめ、学校をダメにする」という原則の典型だ。

(フォトAC) 記事 市内小中学校で1日5時間授業を導入 南房総(2022.03.29 房日新聞) bonichi.com 南房総市は、市内の小中学校で新年度から「1日5時間授業」を導入する。週2~3日の授業時間を5時間とし、教育活動や日課表にゆとりを持たせ、さまざまな教育活…

秋田市内の教諭が、児童の成績の入ったUSBを紛失したと大騒ぎ。しかしなぜそんなものを持ち帰って家で成績をつけようとしたのか、理解できない人は案外多いのかもしれない。

(写真:フォトAC) 記事 市立中の女性教諭、生徒の成績入ったUSB紛失…自宅で成績付けようとして気づく(2022.03.20 読売新聞) www.yomiuri.co.jp 秋田県北秋田市教育委員会は18日、市立中学校の女性教諭が生徒の名前や学習成績などの個人情報を保存し…

「都立高校のブラック校則全廃」と聞いてビビったが、内容は大したものではなかった。要するに古くなった項目は捨て、表現をもう少し洗練させればいいというだけのことだ。しかしそれにしても、世の中の人たちはこんなどうでもいいことに、なぜかくも熱心に取り組むのだろう。

(写真:フォトAC) 記事 都立高のブラック校則全廃 22年度で ツーブロックや下着の色など(2022.03.10 毎日新聞) mainichi.jp 東京都立高校を中心とする都立学校が、地毛でも髪を一律に黒く染めさせるなどの校則5項目について、2022年度に全廃することが明…

定員に対する教員志望の全国一少ない佐賀県が、いよいよ受験生の落穂ひろいを始めたらしい。

記事 小学校教員の秋採用、佐賀県で実施へ 全国最低の競争倍率に危機感(朝日新聞2022.03.09) www.asahi.com 佐賀県教育委員会は新年度から、小学校の教員採用試験を従来の夏に加え、秋にも実施するという全国でも珍しい取り組みを始める。受験者数が減って…

世の中の人たちは本気で、どんな服装をしていてもどんな髪型をしていても、子どもたちは苦しい勉強に耐えて立派な大人になれると信じているのだろうか? 大人たちの多くが、スーツやユニフォームで身を固め、身だしなみに気を遣わないと社会でうまく動いていけないと感じているというのに、子どもたちにはそんな優れた力があると信じられるのはなぜだろう?

(写真:フォトAC) 記事 「身だしなみ校則は人権侵害」 父親の弁護士が民事調停を申し立て(朝日新聞 2022.03.08) www.asahi.com 子どもが進学を検討した公立中学の校則が生徒の人権を過剰に侵害しているとして、大分市内の父親が民事調停を申し立てた。制…