キース・アウト

マスメディアはこう語った

つい最近まで10年おきに更新しなくてはならなかった教員免許が、もはやどうでもいいものになりつつある。東京都がついに免許なしでも教員になれる道を開いたのだ。大国ロシアが隣の小国を踏み潰したように、大東京都が地方の教員採用を破壊する。

f:id:kite-cafe:20220413141812j:plain(ヨースト・ファン・カースベーク 「聖アントニウスの誘惑」)

 

記事

都の教員採用試験、社会人枠は受験時免許不要に

(2022/04.12 日本教育新聞) 

www.kyoiku-press.com
 東京都教委は今夏に行う教員採用試験で、社会人を対象とした受験資格を緩和し、教員免許を持っていなくても受験できるようにする。合格した場合、来年度から2年以内に教員免許を取得することが条件となる。

 対象は、企業、官公庁、学校で、アルバイト・パートでの雇用を含め、2年以上の勤務経験がある人など。既に申し込み受け付けは始まっている。

 

 まさかと思って都の「令和4年度東京都公立学校教員採用候補者選考(5年度採用)実施要綱」確認したが事実だった。
 受験者数の減少に歯止めのかからない教員採用は、いよいよ何でもありの修羅場になろうとしている。

  ひと月前、私は他県の教採不合格者を拾おうとする佐賀県を嘲笑った。

kieth-out.hatenablog.jp

 しかし申し訳ないことをした。東京都がここまでやるなら、その他はさらに禁じ手を繰り出していくしかない。
 46道府県! 何でもありだ。頑張れ!!
(それにしても東京都は、自らの影響力にまるで無頓着な姿勢をなんとかできないのか?)