日本人の知識・技能・道徳性を高めるために、学校がどんなに頑張って成果を出してもメディアは認めようとしない。日本の学校は最悪の場所であり、常に反省を求めていなくてはならないところだ――と、日本人に思い込ませたいらしいのだ。

世界で最も知的な国は? ※画像はイメージです(photoAC)


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世界で最も知的な国ランキング…「技術力の高さで世界に知られている」という日本は2位に

(2022.05.23 まいどなニュース)

神木隆之介さんや松丸亮吾さんがYouTubeで挑戦し、話題となったIQ(知能指数)測定テストのWorldwide IQ Testを運営する「Wiqtcom Inc.」は、このほど2022年に集計した最新データをもとに、「世界で最も知的な国々」ランキングを発表。日本は2位にランクインしました。

(中略)


同社は日本について「技術力の高さで世界に知られており、特にエレクトロニクス、自動車製造、製薬などの分野で世界をリードする企業が数多く存在します。また日本は優れた教育システムを有しており、識字率が非常に高く、数学と科学の分野では常に世界トップクラスの成績を収めています」と説明。そういった特徴が「今回日本に住む人々のIQスコアによっても裏付けられた」とも説明しています。

 めでたいことだが、その説明は理解しにくい。
 「技術力の高さ」や「世界をリードする企業の多さ」や「化学と数学分野におけるとトップクラスの成績」は、どれもこれも高いIQによって得られた成果であって、要因として挙げられているのは「優れた教育システム」と「高い識字率」だけだからである。

 「優れた教育システム」が決め手だったらなぜもっと具体的に書かないのだ。日本人が共通に持っている教育システムといったら学校教育しない。「高い識字率」も学校教育がもたらしたものではないか。Wiqtcom Inc.の担当者がそう言ったとしても、メディアはもう少し突っ込んで考察し、解説すべきだと思う。そして日本の学校教育のすばらしさを評価すべきだ。 

 

 しかしそんなことは絶対にしない。
 要するに「日本の学校教育は素晴らしい」という考え方が、日本のメディアと相性が悪いのだ。

 学校は体罰とわいせつとイジメのはびこるところで、過剰労働のストレスに耐えきれなくなった教師たちが子どもたちをはけ口にしている。見よ! 完食指導だの体育館座りだのブラック校則だの、教師が児童生徒を虐げる方法はいくらでもあるではないか――。
 日ごろからそうした記事ばかりを書いてきて、いまさら日本の学校教育は素晴らしいとはないのだろう。
 
 どれほど日本人の能力が評価され、道徳性が讃えられても、それはDNAのおかげで学校教育の成果ではない――暗にそうした報道しかできない日本のマスメディアに、私は心底からうんざりしている。