キース・アウト

マスメディアはこう語った

2019-01-01から1年間の記事一覧

先生たち、怒れ! 教育委員会が「『小児性愛』の傾向が自分にあるのか自覚してもらう」とか言ってるよ。

教師はロリ(ロリコン男性)の就く仕事、 教師は変態ばかり――。 ネット上のガヤが言うならまだしも、 地方公共団体・教育委員会に言われるようになったら終わりだ。 ところで、 果たして教員のわいせつ事件は有意に多いのか、 多いとしたらその原因は何なの…

教員免許更新制、「10年もやったのに教師の資質はさっぱり上がっていないじゃないか」と言われている件について

教員免許更新制。 メディアはさっぱり効果がないじゃないかとご不満。 教員は高い金を払って大した講習ではないとご不満。 それなのに、 10年に一度の講習が全員にいきわたってもやめられない。 そこには浅~いワケがある。 記事 2019.12.09 教員免許更新…

日本人の英語力が延びないのは教育のせいではない

日本人の英語力は世界で53位 低い方だそうだが 実は20歳まではほぼ平均なのだという 大人になってからの英語力が延びていかない 果たしてそれは教育のせいなのだろうか 記事 2019.12.03 日本人の英語力、世界で53位は低いのか? 9年連続下落中のランキングを…

理想の学校はだれもが目標としていいものではない

理想の学校、理想の管理職、理想の教師を語るとき それが真面目に努力すれば、だれでも達成できるものかどうかは決定的だ 凡人が下手に手を出すと大やけどをする しかもその被害の大部分は児童生徒が背負うことになる ゆめゆめ安易に真似することのなきよう …

教員採用試験:どうやら他県の教員志望を奪い合う時代が来たらしい

教員不足もいよいよ極まって、他県の教員志望を奪い合う時代が来たようだ。 全体の均衡を考えずに自分の県だけを大事にする――日本でも教育のトランプ現象が起こり始めたのかもしれない。 ほんとうは魅力ある職場づくりで志願者を増やすべきないのに。 記事 2…

「何をやっても学校はダメ、教師はバカ」という話

第4の権力「マスコミ」も、第5の権力「ネット社会」も、こぞって「いじめ教諭」の有給休暇をなじり「組体操」を責めたのに、 いざ給与の支給を差し止め、組体操を中止にすると、それはそれで「教師の思考停止」と今度は馬鹿にする。 いったいどうすればい…

学校教育には、しんどくてもやらなくてはならないことがたくさんある

教師がしんどい、子どもの一部がしんどい、だから宿泊行事はやめようと、それでいいのか? 必要性が感じれない、教育効果が見られないという話もあるが、それは宿泊行事に対する考え方が間違っているからだ。 九九を覚えさせるのがたいへんだから、九九が覚…

東日本大震災の津波で被災した石巻市立大川小学校の裁判が終わった

東日本大震災の津波で犠牲になった石巻市立大川小学校の遺族が損害賠償を求めた裁判に決着がついた。 最高裁は石巻市と宮城県の責任を認めて、およそ14億3600万円の支払いを命じたる高裁の判決を支持したのだ。 長かった裁判が終わり、せめてこれが遺…

常識的に考えてありえないことは、実際にありえない

教師による教師のいじめという極めてありえないような話が世間に広まっている。 しかし、常識的に考えてありえないことは、学校でもありえないのだ。 そこには報道から漏れた何かがある。 という極めて常識的な話。 2019.10.09 教員4人が同僚にいじめ 「羽…

教師はすべてのルールを説明可能なものにしておくことが望ましい・・・が。

教育学・指導法というのは経験の学問であって なぜそれが役に立つのか、どういう意味があるのか 説明しがたい場合がある さらに 学校はそうした経験知のかたまりであるから教師もうまく説明できない だが 説明できないからと言って安易に捨ててはならない 取…

「学校の働き方改革は、学校と教員と地域とPTAを潰すことにしかならない」という件について

ものを知らない人 あるいは半可通は どうしてこうも尊大になれるのか 学校の働き方改革は 校長の裁量と教師の意識改革で果たせる ――そう考えているだけでもうおしまいだ 竹やりと大和魂でアメリカの物量に対抗しようとした あの七十数年前とまったく変わって…

学校の先生は、“言葉のできない外国籍の子どもに日本語のIQテストをしているらしい”と考える愚かしさ

特別支援学級に在籍する外国籍児童が有意に多い――それは統計的事実だ。日本語が理解できないため知能指数(IQ)検査の結果が低く、知的障害などと判断された可能性がある――それは勝手な憶測だ。そんなアホな憶測をした「専門家」とは誰なのか?なぜ直接学校…

清掃の時間の、子どもがおしゃべりをする権利を保障しろという愚かな提言について

子どもたちが掃除や給食の時間にダラダラおしゃべりして過ごしていては、時間がいくらあっても足りないという本音は分かります。 でもそんな理由で、ただでさえ少ない子どもたち同士のコミュニケーションの機会を学校が奪ってしまってもいいのでしょうか。――…

不登校の原因は「いじめ」と「教師」でなくてはいけないという文科省の判断

学校から報告される不登校の原因が信じられないから 直接 子どもに聞き取り調査をするという 経験を積んだ教師の観察・判断より 子どもの自己分析の方が信じられるようだ しかし子どもは、ボクの不登校は家庭のせいだと答えるだろうか? 勉強が分からないか…

保護者やPTAがボランティアでやっている仕事を公費で賄うと、教師や備品が少なくなってしまう

保護者やPTAにあれこれ頼むのも感心しないが それをすべて公費でやれといっても 予算を持ってくるところがない だからいきおい、市費教員を減らすとか、備品・設備費を削ってとかになりかねない 良くも悪しくも歴史ある学校教育に切り込む以上は 十分考え…

そして教員は、誰もいなくなった・・・ということになるかもしれない

全国の小中学校で教員が足りなくなっているという。 実質的に不足しているのは、正規職員ではなく常勤・非常勤の講師たちなのだが、 なぜ彼らはいなくなったのか。 本質的な問題点を政府も教育委員会も、そしてマスコミも回避している。 だからやがて、この…

生徒の自殺を防げなかった教師は なぜ一人ぼっちで戦っていたのか

生徒の自殺の原因のひとつが “怒ったり、泣いたり”といった担任の幼さだったという しかし最初から熟練の教師はいないし 経験しなければ克服できない幼さ 手に入らない技術というものもある 生徒の自殺を防げなかった教師は なぜ一人ぼっちで戦っていたのか …

教師が多忙なのは、教師自身の意識改革ができていないからだろうか

教師諸君! 注意して見ていようそうでないと 世界一忙しい日本の先生の現状のその責任が教師自身のせいにされかねないあるいは小手先の政策でごまかされてしまいそうだしかし そもそも部活や生徒指導は教師の本業ではないのか? というお話。 -------…

学校がはっきり言わない「箸の持ち方を直した方がいい」ほんとうの理由

「お箸の持ち方がおかしい。お嫁にいけないよ」などと簡単に言わず親はきちんと説明しなくちゃいけないかもな言わずもがなのことも言わないと 親は分かってくれない何でもかんでも説明するのが これからの学校だかもしれない というお話。 --------…

「放っておいたら良い子が育った」という話は、すべからくまやかしだ

親はなくとも子は育つ下手にいじれば悪くなるその子の望むように 好きなようにさせなさいそうすれば 放っておいてもいい子が育つ――そんな言葉にゆめゆめ騙されてはいけないそこにはさまざまな仕掛けがあるのだから というお話。 -------------…

「『家庭訪問は玄関先で』が非現実的なワケ」 

中国の諺に曰く 「上に政策あれば 下に対策あり」 家庭訪問はぜひとも必要と思う教師がいて どうしても来てほしいと願う保護者がいれば 「訪問は玄関先で」などと決めても自然に漏れていく 引き留める保護者を無碍に振り切って関係を悪くすることもない それ…

悪いのは禁止した学校ではなく 勝手にツーブロにした美容師の方だろう

マスメディアの校則批判には 一定のお約束がある 批判が前提なので本質を見誤る 事実に関する取材が甘いので 結論がお門違いになる 校則批判は定期的な行事なのだから もっと丁寧に調べてほしい というお話。 ----------------------…

モンペと思われることなく、学校に苦情を持ち込む方法

教員の側からすると モンスターペアレンツも困るが 親がモンペと思われるのを怖れて 必要な苦情や不信の表明をしないのも困る 要は事実の確認と持って行き方なのだ というお話。 2019.04.13 「モンペ」と思われたくないけれど… 担任の言動に不信感!大中 千…